高知大学イベント情報> サマー・サイエンスキャンプ2008 農楽体験〜自然を知る、食を知る、生物を知る〜

高校生のための☆先進的科学技術体験合宿プログラム
サマー・サイエンスキャンプ2008

『農楽体験〜自然を知る、食を知る、生物を知る〜』

文部科学省の科学技術関係人材総合プランの施策のひとつ
「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」の一環として実施されているサイエンスキャンプ。

先進的なテーマに取り組み、最先端の研究施設・実験装置等を有する
大学・公的研究機関・民間企業の研究所が、夏休み・冬休み・春休みの3日間高校生を受け入れて、
研究開発の第一線で活躍する研究者・技術者による直接指導をおこなう、
本格的な実験や実習を主体とした、科学技術体験合宿プログラムです。

国立大学法人高知大学 農学部(NPO法人高知サイエンスヴィレッジ)では
『農楽体験〜自然を知る、食を知る、生物を知る〜』と題した、
2泊3日のプログラムを行います。


スケジュール(予定) :
〈第1日目〉8月20日(水)
13:10〜13:30 開講式/オリエンテーション
13:30〜14:30 講義「農業を通してみる人と自
          然の関係」
14:30〜15:30 高知大学暖地フィールドサイエ
          ンス教育研究センター見学
15:30〜18:30 「高知県産褐毛和種牛」のはな
          しと飼育管理作業体験
           (給餌及び畜舎の清掃作業を
          行います)
18:30〜20:00 講師等との交流会
20:00〜21:00 講義「食と健康」

〈第2日目〉8月21日(木)

8:30〜12:00  「稲作」のトピックと水稲の収穫・
          調整作業体験(稲刈・脱穀・(乾
          燥)・籾すり・精米の作業を行い
          ます。ここで精米したコメを最終
          日に炊飯します)
12:00〜13:00 昼食
13:00〜15:00 「野菜作」のトピックと栽培管理
          作体験(トマトの播種を行いま
          す)
15:00〜17:00 「果樹作」のトピックと栽培管理
          作業体験
          (みかんの摘果作業を行いま
          す)
17:00〜18:00 講義「新しい人と虫の関係‐IBM
          から IPMへ-」
18:00〜20:00 夕食
20:00〜21:00 高知大学農学部に棲む虫たち
          の採集

〈第3日目〉8月22日(金)
8:30〜9:30  採集した虫たちの分類・整理-害
          虫と益虫-
9:30〜10:30  講義「農産物の有する機能性物
          質と新たな活用法」
10:30〜11:30 農作業の今と昔-農業機械実
          習-
11:30〜13:00 竹筒ごはん炊飯と昼食
13:00〜14:00 ディスカッション-これからの人と  
          食と自然-               
14:00〜     閉講式、
          解散(最寄り駅まで見送り)
日時 : 2008年8月20日(水)13:10
   〜8月22日(金)14:00
2泊3日
会場 : 国立大学法人高知大学農学部
  暖地フィールドサイエンスセンター
URL:http://wwwagr.cc.kochi-u.ac.jp/

高知県南国市物部乙200(物部キャンパス)
(JR「高知駅」より路線バス約35分。
 JR「土佐山田駅」より車約20分)
宿泊場所:高知大学厚生会館(敷地内)
対象 : 高校の1年生から3年生に相当する、高等学校、中等教育学校後期課程または高等専門学校(1〜3学年)等に在籍する生徒 
参加費 : 無料。
期間中の食事や宿舎は用意されます。
(費用はかかりません。ただし自宅から会場までの交通費については自己負担です)

申込みが必要です。
詳しくはサイエンスキャンプホームページ
 http://ppd.jsf.or.jp/camp/ 
をご覧になってください。

内容 :

(1)「高知県産褐毛和種牛」のはなしと飼育管理作業体験
高知県にしかいない和牛「高知県産褐毛和種牛」(土佐の赤牛)について学び、実際に飼養管理作業を行います。また、初日講師達との交流会で、その肉を試食する予定です。
(2)「稲作」のトピックと水稲の収穫・調整作業体験
高知県は水稲二期作が可能ですが、近年ではその姿はほとんどみられません。 高温多雨で台風が常襲する西南暖地の稲作について学び、収穫から白米になるまでの稲刈・脱穀・(乾燥)・籾すり・精米の各作業を体験します。また、こうして出来上がった白米を、3日目の昼食として竹筒炊飯します。
(3)「野菜作」のトピックとトマトの定植作業の体験
野菜作は高知県農業の基幹部門であり、農業粗生産額の6割弱を占めています。その中核は、冬季温暖多照という気象条件を活かした冬春野菜を生産する施設園芸です。この施設園芸のトピックを学ぶとともに、トマトの播種作業を体験します。
(4))「果樹作」のトピックとみかんの摘果作業の体験
高知県には面積は小さいながら、土佐文旦、新高ナシ、ポンカン等地域特産品的な果樹が存在します。これら果樹作について学ぶとともに、柑橘の摘果作業を体験します。
(5)「圃場」の中の虫たちそれらを培養します。
化学農薬依存型の農業は、「圃場(田や畑)」内の作物・家畜以外の生物の生息密度を下げることで、虫や病気等の害を防除してきましたが、環境問題や循環型社会等への関心が高まるなかで、「圃場」における人と生物の関係が大きく変化しています。虫の採集によりそれを確認します。

※サイエンスキャンプホームページ( http://ppd.jsf.or.jp/camp/ )

このホームページは、高知大学広報室が作成しています。
ご意見・ご質問は、 kikakukh@kochi-u.ac.jp までお願いします。
〒780-8520 高知市曙町2丁目5-1
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