取組事例

　地域におけるジェンダー平等の実現に向けて、主に第一次産業にかかわる女性たちを対象に、彼女たちの仕事と生活に関する調査研究を行っています。

　地域協働学部の教育では2020年度から、こうち男女共同参画センター「ソーレ」で実習を開始し、学生とともに地域におけるジェンダー平等の実現に向けた取り組みを進めています。2021年度は「大学生の考えるメディアとジェンダー」というテーマで企画試行を行い、その成果を動画にまとめ、オンライン版ソーレまつり2022で配信しました。またソーレの出前講座として中学校を訪問し学生と生徒がオンラインで日常のジェンダーにまつわる経験について話し合ったり、自治体の男女共同参画担当者等にインタビューするなど、高知県内のジェンダー平等の現状を深く理解することにも力を注いできました。

　高知の女性は元気だと言われますが、地域におけるジェンダーの課題はまだ多くあります。それらの課題解決につながるよう研究に取り組むとともに、実習では特に若い世代へのアプローチを重点的に行っていく予定です。