公開日 2010年2月4日
この研究顕彰制度は、優れた研究を行った者を表彰することにより、研究業績者、若手教員及び大学院生の研究意欲の高揚を図り、もって本学における研究の活性化と一層の発展を目指し、今後の活躍の発展性が期待される研究者個人を表彰することを目的としています。
平成21年度は研究功績者賞2名、若手教員研究優秀賞2名、大学院生研究奨励賞2名の方々が受賞されました。
授賞式
日 時:平成22年2月3日(水)13:00~
場 所:学長室
受賞者
研究功績者賞
かねこ よしまさ
金子 宜正 (教育学部門 教授)
平成20年3月美術科教育学会において、論文「ヨハネス?イッテンの芸術教育における人間を中心とする考え方について-『イッテン日記』の内容分析とエヴァ?プラウトとの談話をふまえて-」が「美術教育学」賞を受賞、また一連の研究により平成16年にも日本デザイン学会の年間論文賞を受賞した実績が高く評価された。
わたなべ しげる
渡邉 茂 (理学部門 准教授)
平成19年度文部科学大臣表彰(科学技術部門)を「高信頼性ナノ相分離構造テンプレート薄膜に関する研究」の業績により受賞した。この研究の今後の実用技術発展への寄与が期待されることが高く評価された。
若手教員研究優秀賞
くぼ とおる
久保 亨 (医学部附属病院 医員(病院助教))
長年取り組んできた心筋症?心不全の包括的な病因、病態評価の研究が評価された。 特に疫学や遺伝子研究の分野で数々の業績を挙げた。また、本研究が高知在住患者の基礎?臨床データもとであり、地域への貢献も大きいと思われることが評価を受けた。
うえかみ たかよし
上神 貴佳 (人文社会科学部門 准教授)
「選挙公約分析技術の応用による投票支援プログラムの開発」が評価された。 選挙公約の分析に恣意性を排除するために、学術研究成果に基づく客観的手続きを用いた争点抽出、コンピュータによる自動コーディング技術を含む研究開発を行い学会の高い評価を得たなど、本研究を含む政治学分野における実証的基礎研究が高い評価を受けた。
大学院生研究奨励賞
にしおか ちえ
西岡 千惠 (医学系研究科生命医学系専攻)
白血病に対する分子標的療法の開発を目指した一連の研究が評価された。
白血病細胞に関する数々のプレステージの高い国際誌での発表が高く評価された。
かわむら ゆきひろ
川村 幸裕 (総合人間自然科学研究科応用自然科学専攻)
1K以下を実現する冷凍機と超高圧力下で電気抵抗を測定する方法の開発に関わり、多くの研究成果を挙げたことが評価された。特にYbFe2Al10型CeRu2Al10の相転移や高圧での変化に関する研究が高く評価された。