農学部門の河野俊夫教授、村井正之教授らの研究グループが日本食品保蔵科学会論文賞を受賞しました

公開日 2016年7月5日

 本学教育研究部自然科学系農学部門の河野 俊夫 教授、同部門の村井 正之 教授、本学大学院農学専攻1年の上向井 美佐さん、同専攻1年の柏野 由加里さんらの研究グループが、日本食品保蔵科学会論文賞を受賞しました。

 論文題目は、「近赤外マッピングスキャンによる食用卵の個別消費期限推定法に関する研究」です。

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 従来、鶏卵の新鮮度は、産卵からの経過日数により一律に決めるか、もしくは、出荷パックの一部をサンプリングして割卵し、内容物の生物?化学検査によって母数全体の新鮮度を推定してきました。しかし卵の状態は個々に異なるものであるため、賞味?消費期限の一律設定では、まだ食べられる卵も廃棄となり、食品ロスの一因ともなっています。そこで本研究では、養鶏場で採卵された一つひとつの卵の将来的な品質変化を、割卵することなく、光センシングによって非破壊で予測?推定する原理的手法を開発しました。これを応用することで、パックに入った複数の卵の実質的な賞味?消費期限のばらつきを抑えた選別が行えるようになり、従来よりも一層、品質の揃った卵パックを消費者に届けられることが期待されています。

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日本食品保蔵科学会論文賞盾(クリスタル).jpg

表彰楯(クリスタルガラス)

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河野俊夫教授 村井正之教授 上向井 美佐さん 柏野 由加里さん
<本学の受賞者>

       

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