公開日 2018年2月14日
本学医学部皮膚科学講座の佐野栄紀教授及び石元達士医員らの研究グループは、皮膚病のバイオマーカーは末梢血液中に比べて皮膚局所から採る少量の血液中に、より高濃度で含まれることを発見しました。この方法による皮疹内血液からのバイオマーカー検査は、多くの皮膚病の診断、病勢や治療判定などをする上で、患者さんの負担も少なく容易に行えることが期待できます。この研究成果が国際雑誌「Journal of Dermatological Science」に掲載されました。
論文名: Use of intralesional blood to determine diffusible biomarkers from skin lesions.
「皮疹部血を使用した皮疹部から放出されるバイオマーカーの測定」
著者名:Ishimoto T, Kataoka S, Shiga T, Takaishi M, Sano S
発表誌:Journal of Dermatological Science 2018 Jan 12. pii: S0923-1811(18)30017-3.
doi: 10.1016/j.jdermsci.2018.01.001. [Epub ahead of print]
論文掲載HP:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0923181118300173?via%3Dihub
【問い合わせ先】 医学部皮膚科学講座
教授 佐野 栄紀 Tell: 088-880-2361