医学科4年生 西村直子さんが、第37回医療情報学連合大会で発表を行い、研究奨励賞を受賞しました。

公開日 2018年7月25日

 医学部医学科4年生 西村直子さん(先端医療学コース:メディカルデータマイニング研究班)が、昨年11月に第37回医療情報学連合大会(第18回日本医療情報学会学術大会)で行った発表「年代により変化する年齢別臨床検査値分布は高齢者の医療介入基準に影響を及ぼすか」に対して、研究奨励賞が授与され、2018年6月21日(木)~6月23日(土)に新潟市の朱鷺メッセで開催された第22回日本医療情報学会春季学術大会(シンポジウム2018 in 新潟)の場において表彰されました。

 医療情報学連合大会は3000人規模の参加者がある学術集会です。「研究奨励賞」は、300題ほどの演題の中から35歳以下の若手研究者の優れた発表3演題にのみ授与される名誉な賞です。また、受賞者のほとんどは若手の大学教員や大学院生で、学部学生が受賞することは極めて稀です。

 現在の高齢者は 10~20 年前の高齢者と比較して心身ともに健康であると言われていますが、西村さんの研究は、それを裏付けるエビデンスが示せるかどうかを本学医学部の総合医療情報システムIMISの36年間にわたるデータを使って確認したものです。その結果、肝機能、栄養状態、腎機能、肝臓での薬物代謝いずれにおいても年代(時代)による変化は見出せず、高齢者の健康状態向上のエビデンスに関しては、今後も慎重に議論を進める必要があるという結論に達しました。

授賞式

        授賞式の様子

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      記念撮影 

      奥原教授(左)本家理事(右)との記念撮影

表彰状

               表彰状


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