◆生理学講座(統合生理学)博士研究生Md Monjurul Ahasanさんの論文が科学誌Scientific Reportsに採用されました

公開日 2020年3月6日

 医学部生理学講座(統合生理学)博士研究生のMd Monjurul Ahasan(アハサン モハメド モンジュルル)さんらの論文「Expression of feeding-related neuromodulatory signalling molecules in the mouse central olfactory system.(摂食に関わる神経調節因子のマウス嗅覚系における発現解析)」が科学誌Scientific Reportsに採用されました。

 

 食べ物の匂いは食欲をかきたてます。そしてこの匂いの効果はいつも同じではなく、満腹?空腹など体の代謝状態によって大きく左右されます。Ahasanさんはマウスを用いて、嗅覚脳領域に体の代謝状態を受容する分子機構が多数備わっていること、またその受容分子の発現量が匂いと食べ物を結びつけるトレーニングによって変化することを明らかにしました。今後、個々の受容分子の嗅覚における働きを理解することにより、匂いを食欲増進に有効活用する方法の開発が期待されます。本研究は味の素株式会社との共同研究として行われました。

 

詳しくはこちらからhttps://www.nature.com/articles/s41598-020-57605-7

生理学講座(統合生理学)ホームページはこちらからhttp://www.kochi-ms.ac.jp/~ff_phsl1/

●このページについてのお問合せは...

お問合せフォームへ

掲載されている内容について、不明点や疑問に感じたことなどございましたらお気軽にお問合せください。

インフォメーション