公開日 2020年3月27日
総合科学系複合領域科学部門の上田忠治教授らの研究グループは、広島大学および岡山大学の研究チームとの共同研究の結果、硫黄を中心に含むポリソメタレート錯体の骨格部分に、様々な遷移金属を導入する合成法を発見しました。ポリソメタレート錯体は、水の分解反応等の触媒、発色試薬、電極材料等への応用研究が行われている非常に有用な化学物質の一つです。
今回の発見によって、ポリソメタレート錯体に関連する研究に大きなインパクトを与えると期待され、Royal Society of ChemistryのDaltonTransaction(IF=4.052)およびWileyのEuropean Journal of InorganicChemistry(IF=2.578)に掲載されるとともに、それぞれFront Coverに採択されました。