公開日 2020年11月27日
医学部医学科泌尿器科学講座の山本新九郎医員がLaser Week in Kochiにおいて若手AWARDを受賞しました。
Laser Week in Kochiは、日本における光線力学?レーザー医学、さらには光線医療の最大の学術会議である日本レーザー医学会の第41回総会と、第30回日本光線力学学会学術講演会、第16回日本脳神経外科光線力学学会の3学会学術集会を同一会場で同時開催する学術集会で、「若手AWARD」は初期研修医、学部?修士?博士課程の学生、または35歳以下の研究者の中から選出され、優れた演題であり、且つ光線医療分野の若手研究者として今後大いに期待される学生?研究者にのみ贈られるものです。
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受賞演題:前立腺癌細胞における5-アミノレブリン酸によるPDTの治療効果予測因子としてのABCG2トランスポーターの発現評価
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今回、山本医員が受賞した発表は、in vitro と in vivoの結果から、前立腺癌に対する5-アミノレブリン酸を用いた光線力学的治療(ALA-PDT)において、ABCG2トランスポーターの発現が、ALA-PDTの治療効果予測因子になる可能性を示しました。さらに、ABCG2トランスポーター高発現株に対して、ABCG2トランスポーター阻害薬を併用することで、ALA-PDTの治療効果が増強される可能性も示唆しており、今後の「新規治療法の開発」へ向けた更なる研究が期待されています。
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