公開日 2021年5月12日
自然科学系農学部門水族栄養学研究室の深田陽久准教授らの研究グループによる論文が、188足球直播_篮球比分￥体育官网2年度日本水産学会論文賞を受賞しました。
本論文は、ドコサヘキサエン酸を多く含む藻類ミール（AM）と混合植物油による飼料中、魚油の完全代替がブリの成長と脂肪酸組成に及ぼす影響を調べたものです。手法として、飼料油脂源にタラ肝油のみを加えた飼料（対照資料）と、キャノーラ油とパーム油の混合油で代替し、AMを０，１，２，３または４%で添加した計６種の飼料を用いて8週間飼育した結果、 AMはブリ飼料における魚油の代替において有効な原料であることが示されました。
本成果は、魚粉?魚油削減飼料を開発するにあたり、魚油の代替飼料としてDHAを豊富に含む藻類ミールを利用したもので、新規原料への応用や、他魚類への利用、さらには健康志向ニーズにあった養殖ブリ生産など、今後の発掘が期待されるものです。
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＜論文名＞Effects of complete replacement of fish oil with plant oil mixtures and algal meal on growth performance and fatty acid composition in juvenile yellowtail Seriola quinqueradiata
＜著者名＞深田陽久，北島レナト，品川純兵，森野はる香，益本俊郎
＜掲載誌＞Fisheries Science 86巻1号：107–118 (2020)
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