公開日 2021年8月31日
人文社会科学系教育学部門の朝岡寛史講師らの研究グループが、発達障害のひとつである自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder; 以下, ASD)児における直示動詞「行く/来る」の適切な使用を促す条件の一端を同定し、その研究成果がTaylor & Francis社オンライン雑誌「Developmental Neurorehabilitation」に掲載されました。
今回の研究により、ASD児に直示動詞の適切な使用を促進させるには、質問者が質問に応じた位置関係に並び動きを注視させ、質問者の動きに同期(シンクロ)させることが有効であると考えられ、今後、ASD児のトレーニングへの活用が期待されます。
<論文名>Improving the Use of Deictic Verbs in Children with Autism Spectrum Disorder
<和 訳>自閉スペクトラム症児における直示動詞使用の改善
<著 者>朝岡寛史?馬場千歳?藤本夏美?小林千紗?野呂文行
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