◆総合科学系地域協働教育学部門の廣瀬淳一准教授らの研究成果が、国際誌『PLOS ONE』に掲載されました

公開日 2022年3月11日

 「好奇心と問いかけ」は他者との関係を築くトリガーであり、関係性を育むエンジンでもあります。他者との良好な関係を維持することが人間の「次世代への関心や行動(ジェネラティビティ)」及び幸福度を向上させると報告されていますが、これらと「好奇心と問いかけ」との関連性についてはほとんど知られていませんでした。

 本研究グループが仮説を立て検証した結果、「好奇心と問いかけ」と「異なる考え方や新しいものを受容する態度」が世代間及び世代内のコミュニケーションを通じて、人間の幸福度を向上させる重要な役割を果たしていることが示唆されるとともに、「好奇心と問いかけ」及び「異なる考え方や新しいものを受容する態度」によって人々が幸福度を高めながら持続可能な開発の実現に貢献できることが示されました。
 今後、子どもと大人の世代間交流と幸福度の関係を通じた子育て支援や次世代育成の取組への活用が期待されます。

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 プレスリリース_20220308.pdf(207KB)

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<論文名> How does inquisitiveness matter for generativity and happiness?

<和 訳> 「好奇心と問いかけ、異なる考え方や新しいものを受容する態度(インクイジティブネス)」は「次世代への関心」と幸福度にとって如何に重要な役割を果たすか?」

 

 論文はこちらに掲載されています。

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