公開日 2020年11月18日
11月7日(土)-8(日)、希望創発研究会(11月例会1?オンライン)を実施し、企業人18名、学生16名、その他関係者30名の計64名が参加しました。
1日目
基礎セミナー【ワークショップ】希望創発研究会の進め方 ~皆で考える題材として~
講師:日本電気株式会社 中島 大輔氏(希望創発センター 客員教員)
今後のチーム活動のベースとなる考え方?進め方が紹介され、議論の発散と収束を往来しながら、思考を深めていくことの大切さをお話くださいました。
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<参加者の声>
?希望創発センターの立ち位置、今年度の全体テーマ、今後のグループワークで気をつけるべき視点などを総括的に改めて理解することができた。企業では収束点を見越して活動しがちだが、特に私のグループでは発散と行動に重点を置いて今後活動していきたい。自分自身の思いや、それを言葉にして発し、他者の話を素直に聞き、グループとしても個人としてもどう変わったかを意識していきたい。
?前回は目的が明確でないまま話を進めていたが、今回の講義を受けて「何を大事にしながら進めていくか」という所がつかめた。「志」を持たず問いを立てても意味が薄いと思うので、自分の生い立ちから本当に何を目指したいのか、という所を考えていくとともに、チームメンバーと共有するプロセスも大事にしたいと思った。
?前回のディスカッションでは、正直あまり他のチームメンバーのことをよく知れておらずさらに多くの意見が出たため、多角的な視点が得られたと感じつつも、最終的に集約できるのか不安があった。今日の講義で、とにかく周りの意見を聞き、可視化すること、またその背景について知るなど深堀りするのを惜しまないことといった話があり、表面的にはまったく違った意見でも真髄となる想いは意外と共通しているのかもしれないと思えた。今は、一個人が気になったことも妥協せず、どんどん深く深く掘り下げ議論していこうと思った。
?チームで問いを立てるには、個人の思いや価値観がとても大事だと思っている。氷山の一角がみんなから見えている自分であり、隠れている原体験や思い、動機、価値観などを自分はもっと出していかないといけないと思った。オンラインは苦手でなかなか自己発信しづらいと思っているが、ここで踏ん張って頑張りたい。
?研究会ですべきことと個別のプロジェクトですべきことが明確になって、活動自体がかなりやりやすくなった。言語化することの大切さ、難しさを改めて感じた。様々な視点を持った他者とのかかわりの中での創発を目指すなら、自分が思っていることを正確に伝える必要があるが、そのスキルが自分も含めて学生には圧倒的に足りないと感じている。「自分事」として未来のことをとらえるのが難しく感じたので、もし将来自分に子供ができたとして、その子が生き生きと活躍できる環境ってどんなのだろう、という考え方をしてみようと思う。
1日目の基礎セミナー終了後から2日目にかけて、チーム討議を行いました。
<参加者の声>
?議論を深める中でお互いの個性を認識し、感じた個性を言葉にすることで相互理解が深まったと感じる。
?チーム全員が、徐々にではあるが遠慮することなく意見を出し合い、目の前と全体を意識して対話できている。例会以外でもSlackでアイデアを出しているので、そこを起点に深い議論に持ち込めている。
?安心、安全だとより感じられる場所になった。チーム活動をしていく中でこういう環境を作ることこそがひとりひとりの力をより発揮しやすくなると思うのでかなり良かったと思う。
?何を考えるにしても、「なぜ?」を繋げて、議論を深めていくことが必要。しかし、その「なぜ?」は、ある程度の知識がないと出てこず、結果的な話にしかならなかった。
?対話で拡散していく作業は楽しいのだが、今後どのように話が進むのかといった、いわゆる志がないと不安を覚えることも少なからずあった。進め方が自由なので、今後もそんな感情を持つこともあるのだろうなと思いながら、楽しんで活動していきたい。