2024.6.8-9希望創発研究会(6月例会?対面)を実施

ホーム > 希望創発研究会 > 例会実施報告

2024.6.8-9希望創発研究会(6月例会?対面)を実施

公開日 2024年6月28日

2406_001_800.jpg

6月8日(土)-9日(日)、希望創発研究会(6月例会?対面)を実施し、県外企業人、高知県内企業人合せて8名、学生13名、その他関係者12名の計33名が参加しました。

1日目
『超芸術トマソン』グループ活動

 まず、渡辺センター長からこの1年間共に活動をするチーム編成が発表されました。学生と企業人が混在する7名が1チームとなり、2024年度は3チームで活動を行います。  
 「超芸術トマソン」について講師?谷 俵太氏から説明がありました。チーム毎にどんなところを巡ろうかと作戦会議を行った後、大学を飛び出し市街地でのチーム活動を行いました。夕方には大学に戻り、明日の発表に向け、各チーム資料作りを行いました。


講師 谷 俵太氏(本学客員教員)

2406_002_tani_800.jpg

2日目
「参画者みなさんの『超芸術トマソン』」、「トマソンの形式知化」

 1日目に各チームで見つけた『超芸術トマソン』の共有では、日常生活で意識しないモノに焦点を当て、見つけた時の状況や驚きについて、笑いを交えた発表が行われました。
 タイトルを撮影者以外の方が名付けたチームは、撮影者の意図と、命名者の意図の違いを体感し、それぞれの見方の違いを共有できました。また、見つけたものにストーリー性を持たせて発表したチームもあり、意識することで見えてくる世界の広がりを皆で感じました。
 共有の後、教育心理学?認知心理学が専門の講師 縣 拓充先生(千葉大学)をオンラインにてお迎えし、今回のグループワークにより「私たちは普段驚くほど多くのことを見逃している」ことを体験的に知ることで、それまでの見方と異なる「新しい視点」を獲得する機会になっていることを、様々な実証実験結果も踏まえて認識するセミナーとなりました。

2406_003_all_800.jpg

講師 縣 拓充氏(千葉大学)

2406_004_agata_800.jpg

午後からはチーム対話が行われ、この2日間を振り返り、これから苦楽を共にするメンバーとの相互理解を深める大切な時間となりました。
2406_005_all_800.jpg

<参画者の声>
■超芸術トマソン、トマソン形式知化から学べること

?普段何気なく歩いている道や見ている景色を少し立ち止まって見るようになった。同じシーン一つを切り取っても人の数だけ、感じるものは違い、そのことに気づくためには声に出して伝える、共有することの大切さを知った。?? ?
?
?同じ経路を通ったのにも関わらず、写真撮影箇所も異なっていたことが非常に印象的でした。普段の何気ない光景でも視点を変えると様々な情報が含まれているので、新しい発見をしていきたいと感じた。

?「写真で一言」形式で同じ画像であっても見た目から題名をつけるのか、なぜそれが必要なのかなど、視点はその画像を見た人数分だけあることに気づけた。他者と接することは新しい視点の獲得というよりも、自身が無意識に持つ視点の制約への気づきが得られたと感じている。
?

?

上へ