研究紹介
モデルマウスを用いたイミキモドによる紫外線発癌退縮機序の解明
モデルマウスを用いたイミキモドによる紫外線発癌退縮機序の解明
担当:横川 真紀
我々はイミキモドの抗癌作用を明らかにするために、紫外線照射により高い発癌頻度を示すK5.Stat3Cマウスを用いて解析を行っている。
ヒトと同様に、このモデルマウスに発生する癌はイミキモド投与により縮小し、組織学的にキラーT細胞や形質細胞様樹状細胞(pDC)が腫瘍局所に多数浸潤してくることが明らかとなった。
すなわちイミキモドが自然免疫と獲得免疫いずれをも賦活し、抗腫瘍活性を高めることがわかった。
- PubMedYokogawa M, et al. Mol Carcinoq 2012 Mar 16. doi: 10.1002/mc.21901
日光角化症モデルマウスを用いた免疫学的なイミキモドの効果の解析