我々は尋常性白斑の病態形成に、表皮角化細胞から産生されるエンドセリン?1(ET-1)の産生不全が関与すると考えている。白斑患者の病変部から得た表皮角化細胞に紫外線照射を行うと、非病変部や健常人に比べ、ET-1の発現が低下していた。また、白斑治療に行うミニグラフトの際、採皮部への紫外線照射の有用性についても検討中である。