研究紹介
K14:Raf-ERマウスを用いた尋常性乾癬の病態形成に関する研究
K14:Raf-ERマウスを用いた尋常性乾癬の病態形成に関する研究
担当:樽谷 勝仁
RafはRasタンパク質の下流のシグナル伝達因子である。マウス表皮特異的にRafを誘導させると、表皮肥厚に加え、好中球優位な炎症細胞浸潤、様々な炎症性サイトカインの発現が誘導され、乾癬様の皮膚変化が起こることが明らかとなった。Raf誘導性の乾癬様の皮膚変化はStat3が欠損した状態では認められなかった。