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脳神経内科
脳、脊髄、末梢神経、筋肉の病気に対して専門的な診療を行っています。
概 要
脳神経内科では次のような疾患を対象にしています
パーキンソン病、パーキンソン類縁疾患、多発性硬化症、視神経脊髄炎、筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症、ギラン?バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、脊髄小脳変性症、ニューロパチー、筋炎、てんかん、認知症、片頭痛、脳卒中
脳神経内科では次のような症状の方を診察しています
- 体がうごかしにくい
- 力が入らない
- 歩きにくい
- ふらつく
- 手足がしびれる
- 足が突っ張る
- しゃべりにくい
- 食事のときむせやすい
- ものが二重に見える
- 物忘れをする
- 頭痛
- めまい
- 手足がかってに動く
- 意識障害
診療体制
主に4名の神経内科専門医が外来診療に従事しています。
診療方針
上記のような症状のみられる患者さんを診察し、全身に張り巡らされた脳神経?筋肉の不調を的確に診断いたします。近年、脳神経内科疾患には次々と新しい治療法がでてきました。内服薬、静脈注射薬、皮下注射薬の治療など最先端のレベルで、心身の健康を維持できるように治療を行っています。
得意分野
脳神経内科疾患全てに対応できます。
脳神経内科外来受診には予約と紹介状が必要です
脳神経内科の診察では、一人の新患患者さんの診療に時間がかかります。
つきましては、
1.紹介状をお持ちでない初診の患者さん
2.前回の脳神経内科受診より3ヶ月を越えた予約の無い患者さん
は、当日の外来診療をお受けすることができません。
お手数ですが、かかりつけの先生から当科への紹介状を作成していただき、お持ちください。
なお、現在かかりつけ医がいらっしゃらない方は、いったんお近くの病院などに受診していただき、そちらの医師と相談のうえ、必要があれば当科への紹介状を作成していただき、お持ちください。
いずれの場合も、待ち時間短縮などのため、FAX予約の手続きをお取りすることをお勧めします。(手続き自体は紹介元医療機関が行いますので、紹介状を書いていただいた医師に御相談してください)何卒ご理解のうえ、御協力の程よろしくお願いいたします。
脳神経内科で実施している主な検査は次のようなものです
▼ 脳脊髄液検査
腰椎の間から針を刺入して、脳脊髄液を採取して、各種検査を行います。
▼ 神経伝導検査、誘発筋電図検査
手足の神経の伝わり具合を電気刺激装置を用いて調べる検査です。手足の感覚障害、麻痺など末梢神経の病気が疑われる場合や、重症筋無力症が疑われる場合に行います。
▼ 針筋電図
筋肉に細い針を刺して、筋肉、末梢神経の状態を調べます。
▼ 自律神経機能検査
起立性低血圧疑われる場合、臥床状態と頭部を挙上した状態で、血圧、脈拍と各種物質の測定を瞬時に行います。
脳神経内科で実施している主な治療は次のようなものです
▼ パーキンソン病
専門的な診断のあと、内服治療、貼付剤による治療、一部の患者さんにはLCIG治療、リハビリテーション指導を行います。
▼ 多発性硬化症?視神経脊髄炎
脳脊髄液検査、MRI検査、自己抗体、誘発筋電図検査の結果を含めた専門的な診断を行います。多発性硬化症と視神経脊髄炎は、ともに急性期にはステロイドホルモン治療が有効のことが多いですが、血液浄化治療を行うこともあります。多発性硬化症と視神経脊髄炎では、再発予防策が異なります。いずれの場合も、各薬剤の投与開始前に必要な検査を行って、内服薬、皮下注射薬、静脈注射薬のなかから、適切な再発予防薬を選択します。
▼ ギラン?バレー症候群
免疫グロブリン大量点滴や血液浄化療法を行います。
▼ 重症筋無力症
自己抗体が抗アセチルコリン受容体抗体、抗MuSK抗体などのいずれであるかによって治療法が異なります。抗アセチルコリン受容体抗体陽性の場合は、薬物治療を開始した後に胸部外科で胸腺摘出手術を行っていただき、そのあともステロイドホルモン剤の内服治療と免疫抑制剤の治療を継続します。抗MuSK抗体陽性の場合は、ステロイドホルモン剤の内服治療と血液浄化治療を行うことが多いです。患者さんによっては、抗補体モノクローナル抗体治療や胎児性FcRn阻害薬の投与を選択することもあります。
▼ 遺伝性アミロイドーシス
患者さんによっては、タファミジス(内服薬)やsiRNA治療薬を投与することがあります。
▼ 運動異常症
斜頸などの患者さんには、ボツリヌス毒素の局所注射治療を行うことがあります。
▼ 脊髄小脳変性症
専門的な診断のあと、内服治療を行います。