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チームメンバーが、日本微生物生態学会英文誌に掲載されました。

チーム2メンバーの長崎の研究グループの研究成果が、日本微生物生態学会英文誌(Microbes & Environments)に掲載されました。

赤潮原因藻ヘテロシグマ?アカシオ(Ha)にはHaVという大型ウイルスが感染しますが、ウイルス側の宿主に対するえり好みは激しいことが知られています。例えば、ウイルスA株は宿主①株に感染しますが、同種の宿主②株には感染しないことが知られています。通常、ウイルス懸濁液の力価(感染力)を測る際には、ある1株の宿主を用いることになります。しかし、宿主①株と宿主②株を測定に用いたときには、同じウイルス懸濁液の力価が100万倍以上異なって見積もられることもあります。この論文は、藻類ウイルスと宿主の関係をめぐる、こうした不可解な現象について報告したものです。

Diversity in infection specificity between a bloom-forming microalga Heterosigma akashiwo and its dsDNA virus, Heterosigma akashiwo virus (HaV).

Yusaku Funaoka, Haruna Hiromoto, Daichi Morimoto, Michiko Takahashi, Kei Wada, Keizo Nagasaki

Microbes Environ. 38 (2), 2023
en (jst.go.jp)