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188足球直播_篮球比分¥体育官网6年度「授業について考えるランチセミナー」<学生支援の動向と体制づくり―障害学生支援に焦点を当てて―>が開催されました。

公開日 2025年1月14日

188足球直播_篮球比分¥体育官网6年度「授業について考えるランチセミナー」<学生支援の動向と体制づくり―障害学生支援に焦点を当てて―が開催されました。

授業について考えるランチセミナーは、テーマを変えて、毎月第2?第3木曜日に開催しています。

テーマの詳細やお申込みについては、FD?SDの取り組み | 高知大ポータル (kochi-u.ac.jp)の、「授業について考えるランチセミナー」ページをご覧ください。

-----開催報告-------

開催日時

第1回: 12月12日(木)12:05~12:50

 

第2回: 12月19日(木)12:05~12:50

 

参加者数

第1回:  12月12日(木) 54名

第2回:  12月19日(木) 57名

 

コーディネーター?講師?登壇者

 

       コーディネーター :   蝶 慎一(香川大学大学教育基盤センター)

  第1回 :  司会?講師 :   蝶 慎一(香川大学大学教育基盤センター)

   第2回 :  司会  : 西本 佳代(香川大学大学教育基盤センター)
               講師  :   大沼 泰枝(香川大学学生支援センター)

 

◆内容

第1回: 第1回では蝶 慎一 先生が講師として登壇し、香川大学における学部生を対象としたSA(Student Assistant)、さらに大学院生を対象としたTA(Teaching Assistant)、博士(後期)課程を対象とした授業の一部を分担できるTF(Teaching Fellow)の実践事例について、障害学生への支援との結びつき、という新たな視点から話題提供が行われた。
 まずはTA制度について、文部科学省等の答申や関連する調査結果を整理しながら、全国のTA等の現状について報告がなされた。一方、TA等は現在「指導補助者」としての役割や「配慮を必要とする学生への支援」を担う役割が期待されつつある実態が指摘され、「指導補助者」として従事する学生を対象とする充実した研修の必要性について言われている。
 これを踏まえ、香川大学では、四国内の高等教育機関の中でも先駆的にSA、TA、TFの3段階からなるTA等の制度整備、その役割や位置づけ、研修の実施の仕組みについて具体的かつ実践的な紹介が行われた。続いて、これらのTA制度と障害学生支援との結びつきについて、香川大学では上述した配慮を要する学生の増加を踏まえ、TAにおける研修内容に障害学生支援等に関するより具体的な内容が盛り込まれていることが示された。具体的には、障害のある学生の在籍状況、合理的配慮の例、対応にあたっての注意点、そのような学生に対する相談窓口等である。
参考文献:香川大学(n.d.)『ティーチング?フェロー』(https://www.kagawa-u.ac.jp/research/education/30874/

 

第2回: 第2回では西本 佳代 先生が司会、香川大学 学生支援センター バリアフリー支援室の大沼 泰枝が話題提供者として、障害学生支援の動向や香川大学における取り組みについて紹介がなされた。
 まずは全国的な障害学生数の増加、とくに精神?発達障害を有する学生が増加していることが示されたのち、香川大学の障害学生に関する状況について説明が行われた。
 それに対して香川大学における体制として、学部?研究科が主体となって配慮依頼の手続きを行い、バリアフリー支援室は学生のニーズの把握や障害特性に応じた支援の提案や調整、教職員への助言、障害学生へのフォローが主な業務であることが示された。またバリアフリー支援室は各部局と連携して支援を実施しており、その例として防災訓練や就職に関するセミナー等が紹介された。
 また2023年度より四国地区で障害学生支援を行うためのネットワークが形成され、実態調査や情報交換が進められていることも示された。その成果物として、以下のリーフレットについても紹介が行われた。
参考文献:香川大学(2024)『配慮が必要な学生の支援体制づくりのヒント—障害のある学生への合理的配慮提供にあたって―』(https://www.kagawa-u.ac.jp/bf-support/publication/docs/shikoku_leaflet.pdf) 

 

◆成果と課題

参加者アンケートを行った結果、「5. 本セミナーは今後の教育活動において有益なものであった」という設問において、第1回、第2回ともにほぼ全ての回答者から肯定的な回答 (「とても当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」の合計) を得ることができた。また、他の設問においてもおおむね肯定的な回答が得られた。

表 アンケート設問「5. 本セミナーは今後の教育活動において有益なものであった」回答結果

 

第1回(12月12日 )

第2回(12月19日)

とても当てはまる

   12(60.0%)

     10(55.6%)

どちらかといえば当てはまる

    8(40.%)

   7(38.9%)

どちらかといえば当てはまらない

0(0%)

1(5.6%)

まったく当てはまらない

0(0%)

0(0%)

合計

  20(100%) 

    18(100%)

※その他のアンケート項目の結果はグラフを参照。

自由記述においては、第1回ではSA?TA?TFを含めた合理的配慮への取り組みが重要であることに気づいたというコメントが寄せられた。また第2回では、香川大学の具体的な事例報告を聞くことができ、専門部局との連携および大学全体での取り組みの必要性について理解することができたという記述が見られた。

これまで「学生に対する合理的配慮」に関連するテーマを扱ったセミナーでは多くの教職員が参加した。今回も多くの参加者が集まり、関心の高さがうかがえた。このようなニーズの高いテーマについては、引き続き最新の情報や取り組みを伝えられるよう情報収集を行いながら内容をブラッシュアップさせ、継続的に実施していきたい。

 

 

◆アンケート回答結果

第1回 (n=20)

第2回 (n=18)

■セミナーの模様(アーカイブ動画より抜粋)

 

 

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