研究室紹介
麻酔科学?集中治療医学講座では臨床、基礎ともに積極的に研究を行っています。大学院生や先端医療学コース、リサーチコースの学生の方も一緒に研究を行い、国際学会で発表するなど成果を上げています。若いうちから積極的に学会発表、論文作成を行っているのも当講座の特徴です。
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麻酔科学?集中治療医学講座では臨床、基礎ともに積極的に研究を行っています。大学院生や先端医療学コース、リサーチコースの学生の方も一緒に研究を行い、国際学会で発表するなど成果を上げています。若いうちから積極的に学会発表、論文作成を行っているのも当講座の特徴です。
当講座で行っている研究の概要は以下の通りです。
詳細に関しては「教室のホームページ」をご覧ください。
術後痛、神経障害に伴う神経因性疼痛、癌性疼痛などによる過剰な痛みは、患者さんのQOLを低下させるだけでなく原因疾患の治療に対しても悪影響を及ぼすことが知られています。 したがって、これらの痛みを治療することは麻酔科医が担う大きな役割のひとつといえます。当教室では、日々の臨床で遭遇する疑問に対して基礎的アプローチを用いて明らかにし、将来臨床応用可能な新しいシーズの発見を目標に疼痛?鎮痛研究に励んでいます。
近年明らかにされた治療戦略を達成するための(1)簡便(2)普遍的な(3)完全非侵襲な治療目標を開発することがこの研究の目標です。少々難しいテーマですが個々の患者さんで酸素運搬が適切に行われているのかを知りたいという一心で研究を進めています。
私たちは人工膵臓を使用した周術期血糖管理に着目し、外科学講座外科1と共同で基礎、臨床研究を行っています。これまでに、人工膵臓の測定精度、血糖変動抑制効、創部感染症抑制効果、肝虚血再潅流と高血糖などの知見を学会発表、論文発表で行っています。
現在、周術期管理を適切に行うことで、患者さんの予後がよくなるという考え方が注目を集めています。当講座では前述の疼痛管理に加え、栄養療法や麻酔方法の選択が患者さんの予後にどのような影響を与えるのかについて基礎、臨床研究を行っています。合併症なく患者さんが元気に早く退院できるような周術期管理を目指して取り組んでいます。