研究室紹介
産科婦人科学教室では、①子宮内膜症、②胚の着床、③臍帯血幹細胞による脳性麻痺治療に関する研究を行っています。研究成果は、国内外の学会および論文で発表し、各分野における新しい知見を発信していくことを目標としています。
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産科婦人科学教室では、①子宮内膜症、②胚の着床、③臍帯血幹細胞による脳性麻痺治療に関する研究を行っています。研究成果は、国内外の学会および論文で発表し、各分野における新しい知見を発信していくことを目標としています。
子宮内膜症は、月経痛?慢性骨盤痛などの疼痛を主症状とし、またしばしば不妊も伴うことから、生殖年齢のQOLを著しく低下させる疾患です。さらに、発生および進展の機序は未だ不明な点が多く、決定的な治療法がないことも問題となっています。当教室では、子宮内膜症の発生?進展の機序を免疫学的な観点から解明することを目的として研究を進めております。
現在の日本では、女性の晩産化などにより不妊カップルが増加し、体外受精?胚移植に代表されるART件数が年々増加しております。しかし、体外での胚培養技術が向上するなかで、妊娠率?生産率は10数年大きな変化がありません。妊娠率?生産率を改善させるには、胚の着床を促進させる何かが求められます。そこで、当教室では、胚の着床における精漿タンパクの役割について着目し、研究を進めております。
日本の周産期医療は著しく発展しましたが、いまだに児の脳性麻痺はある程度の頻度で発生しております。臍帯血中の幹細胞を利用し、これを脳性麻痺の患者さんに投与することで改善させる画期的な治療方法が米国Duke大学で開発され、これを受けて188足球直播_篮球比分¥体育官网で日本初の臨床研究が開始されました(2011年11月厚労省認可)。今後はこの臨床研究を推進すると共に、脳性麻痺以外の疾患にも再生治療の細胞源としての臍帯血幹細胞研究に取り組んでいきます。