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高校生のためのサイエンス体験学習2016

ひらめき☆ときめきサイエンス2016
ひらめき☆遺伝子☆組換えマウス~医学研究の現場をのぞいてみよう~

昨年に引き続き採択(6回目)で、独立行政法人日本学術振興会からご支援をいただき平成28年7月30日(土)、『ひらめき☆遺伝子☆組換えマウス~医学研究の現場をのぞいてみよう~』を開催しました。
高知県内外からのお問い合わせを頂き、高校生21名の参加者により、盛会裏に無事に終了しました。


当日のスケジュール予定

  9:00~ 9:20
  9:30~10:00
 10:00~12:00
 12:10~12:50
 13:00~14:30
 14:40~16:20
 16:30~17:00
 17:00~17:40
 17:40~18:00

【開会式】代表者挨拶、日程説明、注意事項、スタッフ紹介、科研費の説明
【講義】「マウスについて知ろう!」、動物実験教育訓練
【実習】実体顕微鏡?ピペッターの使い方、生殖器の観察、精子?卵採取、体外受精
【昼食】スタッフと一緒に
【観察】遺伝子組換えマウスについて
【実習】移植体験(子宮内移植?縫合)
【講義】「動物実験からヒトの脳性麻痺治療に向けた橋渡し研究」
【クッキータイム】1日を振り返って
【閉会式】アンケート記入、未来博士号授与および写真授与
解散は18時

◆実習の写真

 開会式後、津田雅之准教授による『科研費について』の説明が行われた。その後、実習室に移動して講義(マウスについて知ろう!)、動物実験に関する教育訓練が実施された。

今回の体験学習について理解をしてもらった後、マウス?ラットの成長観察においては実際に手に触れて観察を行い、違いを体感した。一人づつ顕微鏡を使って生殖器の観察をじっくり行い、精子採取?卵採取を経て対外受精体験を行った。

教員スタッフ等と交えた昼食の時間は、午前中の感想などを聞きながら高校生に近い立場の大学院生の研究生活などの話題を中心に和やかなひとときであった。

午後からはグループに分かれての観察、『遺伝子組換えマウスについて』。
①蛍光タンパク質(GFP、RFP)発現マウス、疾患モデルマウス(ob/ob、ヌードマウス)を観察。

②受精卵へのインジェクション操作体験

③水迷路装置を使った行動解析の世界も体験した。

実習室に戻り、移植体験。縫合?子宮内移植を全員最後までやり遂げました。

最後に総まとめの講義とクッキータイムで一日を振り返り、未来博士号授与および記念写真授与です。

◆体験学習に参加した高校生の感想を一部紹介させて頂きます。

■研究者って実験ばかりしているってイメージだったけど、実験にもたくさんの種類があることを知って
 イメージが変わったのと、研究するのもいいなって将来のことを考えるきっかけになった。

■今日一日参加しなければ、体験出来ないことばかりで参加して良かったと思いました。
 ありがとうございました。

■今日は貴重な体験が出来て良かったです。

■授業では図説でしか見たことのなかった受精するまでの段階や実際の受精卵を見る事が出来て感動しました。

■普段体験できないようなことを体験出来てとても楽しかった。移植の体験が初めは不安だったけれど
 やっていくうちにコツをつかんで、縫合できた。

■実験をするのは面白そうだと思った。骨格標本をもらえて嬉しかった。

■想像してたよりずっと楽しくて、来て良かったと思います。生物の教科書の図や写真ではイメージ出来
 ずらいことも今日体験したことでしっかりイメージできるようになり、理解を深める事ができました。

■今日は普通の高校生活では体験できないことが出来てとても良かったです。今回の体験で生物という分野
 への関心がもっと深くなりました。

■先生の話はわかりやすい上にとても面白かった。また、体験する時間が多くなかなか出来ない体験をする
 ことが出来て良かった。今回の体験を通じて、生物だけでなく、理科系全体についての関心も深まった。

■祖父は癌で死んだので私も癌の研究して、皆さんのようなすばらしい研究員になりたいなぁって思いました。

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