施設紹介
本施設は、昭和54年度に動物実験センターとして発足し、昭和58年度に文部省令によって動物実験施設に昇格した。
現有施設の総面積は3,054㎡であり、施設内は以下のように区分されている。
区域 | 環境 | 飼育室?飼育機材等 | 特徴及び飼育動物種 |
SPF動物飼育区域 | バリア | クリーンラック等の一方向 気流飼育装置(陽圧)使用 |
HEHAフィルター通過清浄空気が室内に供給され、二重安全機構になっている。 遺伝子操作マウスを含む各種系統マウスの繁殖?維持が行われている。 |
SPF動物飼育区域 | オープン | 同上 | 遺伝子操作マウスを含む各種系統マウス、ラット、スナネズミの繁殖、実験が行われている。 |
コンベンショナル動物飼育区域 | オープン | 一部は一方向気流飼育装置(陰圧) | ラット、ウサギ、モルモット、ハムスター、イヌ、ネコ、サル、魚類、鳥類を用いた研究がなされている。 |
感染動物飼育区域 | バリア | アイソラック等の一方向気流飼育装置(陰圧) | 給排気系統にもHEPAフィルターが設置されており、飼育機材と併せて、二重安全機構になっている。 |
特殊実験区域 | オープン | 行動観察室、昼夜逆転実験室、人工気候室等がある。 | マウス、ラットを用いた研究がなされている。 |
管理区域 | 事務室、教員室、技官室、飼料倉庫、洗濯室、フリーザ室等の管理系統の 部屋の他、γ線照射室がある。 |
施設内の飼育動物は施設職員と利用者の連係プレーの下、常に適正な飼育環境下で維持されている。
更に、これらの動物を用いた動物実験は、本学の動物実験指針(平成元年制定)に準じて、動物の福祉?倫理面に十分配慮しながら実施されている。