外来化学療法センター
外来化学療法センターとは
センター長 佐竹 悠良(さたけ ひろなが)
外来化学療法室は、2022年度から外来化学療法センターに名称を変更しました。
外来化学療法室は平成17年に開設し、様々ながん種(大腸がん、乳がん、胃?食道がん、肺がん、造血器腫瘍、膵?胆管がん、婦人科がん、泌尿器がん、頭頸部がん、脳腫瘍、皮膚がんなど)への薬物療法を行っています。件数は年々増加しており、年間約6000件、1ヶ月平均では500件前後の治療を実施しています。
またがん以外の疾患(リウマチ、膠原病など)に対しても点滴治療を行っています。
外来化学療法センターでは
治療の間、患者さんがリラックスした状態で快適に過ごしてもらえるようにと造られたのが外来化学療法センターです。壁とカーテンで仕切られたプライバシーの守られる静かな空間ですので、ゆったりと落ち着いて治療を受けていただけます。
診療体制
予約制をとっており、1日20名から40名の患者さんが来室されます。 初回来室時には、使用する薬剤の副作用の種類や発現時期および生活上の注意点などを説明しています。医師2名、看護師9名、薬剤師2名(がん専門薬剤師、がん薬物療法認定薬剤師を含む)の体制です。ベッド2床、電動リクライニングチェア12台、合わせて14の点滴ブースがあり、それぞれのブースにはナースコールが備え付けられ、異変があれば看護師がすぐに駆けつけます。また、薬剤部にて抗悪性腫瘍剤を含めた全ての注射薬を無菌的に調製しています。
特徴と方針
患者さんがより快適に点滴治療が受けられるよう環境面(備え付けTV、DVD プレーヤーを常備、飲食物の持ち込み自由)はもちろん、副作用対策や不安の軽減に努め、専任の看護師や薬剤師が患者さんの状況を即座に把握し対応できるようにしています。