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PTE-CTとは
PET-CT検査をうけてみませんか?

がんの早期発見

これまでの検査では発見が難しかった「がん」の位置や形、広がりを高精度に確認できます。

安全で痛みもない

痛みは最初の静脈注射だけ(通常の注射と同じ程度です)。検査中に動くことはできませんが、痛みや苦痛はほとんどありません。また、検査薬(FDG)による微量の放射線被ばくがありますが、CT検査より少ない量で、人体にはほとんど問題がありません。

一度に全身の検査が可能

臓器ごとではなく一度にほぼ全身を検査することが可能です。

短時間で検査終了

検査薬を注射してから1時間の安静後、検査台に30分間横になっていただくだけです。受付から終了までは約2〜3時間と短時間です。


PET-CT検査の有効性と限界

▼比較的よく検出される癌▼

・頭頸部がん(・舌がん ・咽頭がん ・喉頭がん ・甲状腺がんなど)
・肺がん ・乳がん ・食道がん ・大腸がん ・胆のうがん ・胆道がん ・膵臓がん ・悪性リンパ腫
・子宮がん ・卵巣がん ・悪性黒色腫 ・転移や再発したがん

▼見えない、または見えにくい癌▼

・肺がんの一部
 (高分化型腺がん、肺胞上皮がんというタイプ)

・泌尿器科系のがん
 (腎臓がん・尿管がん・膀胱がん・前立腺がん)
・その他1センチ未満の小さながん
・食道、胃、大腸、子宮などの表在がん(早期がん)
・胃のスキルスがん(硬性がん)

▼見えにくい癌の特徴▼

・早期がんの多くは検査薬が集まりにくい
・悪性度が低いがんは検査薬が集まりにくい
・薄く広がり塊をつくらない表在のがん
・正常でも検査薬が集まる臓器に発生した
 (脳、肝臓、腎臓、膀胱などの)がん


■PET-CT装置とは?

PET-CT装置 PETとは、Positron ポジトロン Emission  エミッションTomography トモグラフィ の略称で、日本語では、陽電子放射断層撮影装置 といいます。
PETは細胞の動き(ブドウ糖代謝)を見ることで「がん」の発見や広がりを確認する検査です。
 このPETにCTを組み合わせたものがPET-CTで、これまで発見できなかったがんの有無を高密度に確認することが出来る最新鋭の装置です。

 高知大学医学部附属病院では、PET-CTを2台備えた「PETセンター」を2006年春開設しました。最新の診断機器であるPET-CT検査は、がんに不安を持つあなたや、健康維持を心がけるあなたの力強い味方になります。


がん細胞は通常の3〜8倍のブドウ糖を取り込む

「なぜがんがわかるの?」

がん細胞は、正常細胞の3〜8倍のブドウ糖を取り込んで、エネルギーにします。がん細胞があると検査薬(FDG)をたくさん取り込むので、この強く集まる部位を突き止めることによりがんの位置を知ることが出来るのです。



■PET-CTとがん診療

 CTとPTEとPTE-CTとの写真比較PET-CT検査は、がんの患者さんにとって多くのメリットがあります。適切な治療を選ぶには、リンパ節やほかの臓器への転移(進行度)を調べなければなりません。

 PET-CTは、全身を一度に検査し、がんの場所や周囲への広がりを高精度に確認できます。治療開始までの日数を短縮できることが可能です。さらに、がん専門医たちは、「PET-CTでがんの進行度を調べると、CTやMRIで決定された進行度が、修正されることもある」と述べています。がんの進行度が修正されるならば、医療方針も検討しなおさなければなりません。

 がん治療後の経過観察では、再発や転移をできるだけ早く見つけることが大切です。PET-CTは、再発や転移の発見にも極めて有効な手段とされています。

 これまで、腫瘍マーカーが上昇しているのにどんな検査をしても、転移や再発の病巣を発見できず、患者さんも主治医も悩んでしまうことがありました。このようなときにも、PET-CTは有効な手段といえます。

 PET-CTは、がんの診療に大変役立つと期待されていますが、検査前の注意事項もありますので、身近な主治医や、がん診断・治療専門医のアドバイスのもとでのご利用をお勧めします。

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