教育に関するポリシー(医科学専攻)
ディプロマ?ポリシー カリキュラム?ポリシー アドミッション?ポリシー ◆ 医科学専攻について◆
ディプロマ?ポリシー
1.自然科学と人文社会科学の融合分野である医科学について、総合的な専門知識を修得するとともに、代表的な研究方法論
を理解する。
2.身につけた専門的知識を活用して、医科学に関する諸問題を抽出し、自らの研究課題とその研究計画を主体的に立案でき
る。
3.医科学研究に対する多様な社会的要求に配慮しながら、最新の研究成果および専門知識の応用を通じた知的社会貢献が
できる。
4.医科学関連の高度に専門的な研究ないし業務を遂行できる。専門知識ならびに自他の研究成果を研究者のみならず一般人
にも平明かつ論理的に説明できる。
カリキュラム?ポリシー
医科学専攻では、その設置理念?目的に基づき、次のようなカリキュラムを組み立てる。
1.必修科目には、人体の構造と機能、主な疾患の原因と発生機序について概説する基礎医学関連の科目を中心に配すると
ともに、より実践的な臨床医学関連の科目も含める。医科学の学際的性質を考慮し、社会医学および医学倫理の科目も必修
とする。さらに、英語文献の理解力が医科学研究において必須であることから、医学英語も必修科目とする。これらの科目
の履修により、医科学の専門知識と方法論の原理を修得する。
2.所属研究室の教員等の直接指導によって行われる医科学演習と医科学特別研究は必修である。医科学演習では研究室の
主宰するセミナーなどに参加し、最新の研究動向と研究方法論について理解を深める。医科学特別研究では、指導教員と
ともに研究課題を設定し、実際に実験研究を進める。学位の取得には、研究成果をまとめた論文の作成と論文内容の口頭
発表が義務付けられている。これらの科目の履修により、研究を遂行する能力と研究発表の技能を身につける。
3.選択科目としては、医科学コース専門科目と情報医科学コース専門科目及び環境保健学コース専門科目に分類された生命
科学分野から人文社会科学分野にわたる多彩な医学関連科目が準備される。所属コースならびに個々の必要性と興味に
応じて、より高度な専門知識を修得する。
4.その他、医科学の学際性を考慮し、準専攻履修ないし副専攻履修として医科学専攻以外で開講される科目を履修する機会
が与えられる。
5.職業を有する学生に対しては、個別の事情に配慮し、柔軟な教育体制を敷く。
アドミッション?ポリシー(入学者受入方針)
医科学専攻(修士課程)では、その目的に基づき、次のような学生を求めます。
【知識?理解】 医科学に関連する自然科学ないし人文社会科学分野について、学士課程修了相当の基礎的な知識と文献読解力
を有している。
【思考?判断】 既得の基礎知識をもとに、医科学のトピックスの概要を理解し、自らの研究課題を提案できる。
【関心?意欲,態度】 ?医科学コース 専門的な医科学の知識と経験を活かし、医療関連の研究教育施設、企業、病院などに
おいて指導的な貢献を果たす意欲を有する。
?公衆衛生学コース 公衆衛生学の5基本領域である疫学、生物統計学、環境保健学、医療政策?医療管
理学、行動科学の知識と技能を活かして、医療データ分析、地域医療、災害医療、
国際保健を含めた公衆衛生の実務において指導的な貢献を果たす意欲を有する。
【技能?表現】 医科学に関する自らの興味について、口頭や文章によって簡潔かつ論理的に伝えることができる