農工情報共創学(暖地農学分野)岩尾忠重 特任教授
農業とAI?意外な組み合わせに思うかもしれません。
生理生態AIエンジンは、植物の生態を数式化し、AIによって植物の振る舞いを推定します。ニラやネギなどの葉菜類は、光合成によって作られる糖を養分として成長し、それがそのまま草丈になるため、高い精度で草丈を推定できるAIエンジンが開発できました。
また、生理生態AIエンジンによる推定だけでは、農家への直接支援にはつながりません。そこで合わせて開発しているのが、営農最適化モデルやボイラー設定シミュレーションといった営農支援AIです。
環境毒性学(環境保全分野)井原賢 准教授
水は、私たちの暮らしや産業と密接かつ相互に影響しあっています。
水環境をめぐる問題を振り返ると、戦後、経済復興が最優先された時代は、重化学工業の産業廃水などによる水質汚染、いわゆる“公害”がその最たるものでした。深刻な公害病が社会問題となり、水質基準などの法律が整備されました。
化学生態学(環境保全分野)手林慎一教授
農薬に対してみなさんどんなイメージを持っていますか?
農作物を生産をする上で、農薬はどうしても必要なものです。
?未来の農薬を開発する研究を行っています。
家畜飼養学(暖地農学分野)
松川 和嗣 准教授
「土佐あかうし」という、高知県で独自に改良されてきた和牛を知っていますか?
私が提唱している「家畜保全学」という学問は、そのような家畜たちと人間が、末永く共に暮らしていくことをめざしています。
農山村資源利用学(暖地農学)増田和也 准教授
古いものにも価値がある。
持続可能な成長が重要視される中、農山村の暮らし、都市との関わり、農業や農業を営む人々に注目し、社会、?経済?文化的にを取り巻く課題を分析します。
地理情報科学(環境保全分野)橋本 直之講師
地理情報の活用法をもっと知りたくないですか?
地理情報システム(GIS)を使った地図サービスや天気予報の衛星画像などは身近な活用例です。農業や建設業など多くの分野で使われており、社会の基盤的な部分を支えるのが研究の醍醐味(だいごみ)です。
衛星画像やドローン画像のように、離れた場所から対象物を撮り、データを解析することで社会に役立てます。
作物環境調節学(暖地農学分野)野村浩一 准教授
気象学と農業との関わりとは?
農業気象学は、生活の根本に関わる食糧生産を支える学問です。
光、CO2濃度、水などさまざまな外部要因(環境)によって植物は反応します。その生理現象を解明し、持続可能な作物生産を行うのが使命です。
果樹園芸学(暖地農学分野)浜田和俊 准教授
ICT技術による農業の自動化、機械化、省力化が望まれています。本技術は果樹栽培において、これまで学問的には栽培管理のための重要な指標とされながらも農業現場で利用されることのなかった葉果比を万人に使える指標として提供します。特に果樹は1年ごとに定植する野菜等とは異なり、20年以上の長きにわたり利用し続けることから、数値に基づく栽培管理の有用性は大いに期待できます。
林業工学(環境保全分野)鈴木保志 教授
日本の林業が産業として厳しい状況に直面する中、木質バイオマスの利用促進は、その再生の起爆剤として、またエネルギー問題解決の方策として注目を浴びています。しかしながら、大規模な工場や発電施設といった”箱物”の整備が本当に地域にお金を落とし、地域の元気につながっているのかというと、そう簡単にはいかない一面もあります。
進化生態学(環境保全分野)鈴木紀之 准教授
非合理的な進化?
なぜ、わざわざ食べにくい餌を食べようとするのか?
一見”エラー”のように見える昆虫の活動にも実は大きな意味があった!
?昆虫の進化を研究しています。
動物生態学(環境保全分野)富田幹次 講師
?食物連鎖の上位捕食は、種、群集、生態系レベルのプロセスに、相当かつ不均衡な影響を与える(Ripple et al., 2014; Schmitz et al., 2010)。このような大型の肉食動物の生態的な役割とは何か?
施設生産システム学(暖地農学分野)宮内樹代史 准教授
日照時間が長い高知県は、古くから施設園芸が盛んな土地です。現在、ICTを活用した高度な環境制御技術による次世代施設園芸がスタートし、さらにNext次世代型施設園芸農業へと発展を遂げようとしています。その礎となっているのが、2012年から産官学が連携して手掛けた「複合エコ環境制御技術の開発」です。
作物学(暖地農学分野)宮崎彰 教授
アフリカでの農業とは?
過酷な環境下での食料生産をイノベーションする。
具体的には、環境ストレス耐性への回避、高温障害のメカニズム、天水乾燥条件下での水利用効率の向上に関する研究を行っています。
水資源工学(環境保全分野)齋幸治 准教授
近年、水利用の複雑化や環境アセスメントの必要性などにより、高度な流域水環境の評価?管理手法が求められています。このような課題を達成するためには、流域水環境の現状を詳細に把握するとともに、流域内における水?物質循環気候の定量的評価や水環境要素の将来予測を行うことが必要不可欠となります。
森林資源材料学(環境保全分野)市浦英明 教授
水溶性セルロースとして、カルボキシメチルセルロース(CMC)を効率よく回収する技術を開発しています。
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