第3回ワーク・ライフ・バランス講座「男性も!女性も!がんばりすぎない子育て」開催報告
2013.11.06
男女共同参画推進室では、平成25年11月6日(水)に第3回ワーク・ライフ・バランス講座「男性も!女性も!がんばりすぎない子育て」を開催しました。
当日は、高知県の子育て応援マスコットの「るんだ」が応援に駆け付けてくれました。
冒頭、男女共同参画推進室の廣瀬淳一室長より、「大学で実践し、教育に活かし、社会に広げる」ことを目的としている高知大学の男女共同参画の基本理念・方針とワーク・ライフ・バランス講座の趣旨説明がありました。また、自身も3歳の娘と7か月の息子の子育てで一喜一憂しながら取り組んでいること、昨晩も息子の夜泣きで寝不足であることから、今回の講演会を待望していたことを話されました。
講演会では、マミーズファミリー代表の増田かおりさんに、「男性も!女性も!がんばりすぎない子育て」について講演して頂きました。
冒頭、増田さんが子どもたちと遊ぶ際に行うハンカチを使った手品が紹介され、会場の雰囲気が和んだところで、同社を起業するに至った経緯やエピソードを交えながら、子育ての工夫について説明がありました。
講演では、増田さんがドイツやスウェーデンで学んだ感覚教育や発達心理学をもとに、経験の中で蓄積していった子育てのコツが紹介されました。そして、子育てで一番大切なことは、子どもの基本的信頼感・自己重要感を大切にすることと訴えました。子どもがなかなか寝てくれないことについて、「子どもを早く寝かしつけて、その間に洗濯をしようと親が考えていると、何故か子どもにその気持ちが伝わってしまい、子どもは寝てくれない」。おもちゃを片づけるときにも、「片付けなさい」と言うのではなく、「片付けようか。手伝ってくれる?」のように言い換えることで、命令されてやるのではなく、子どもが自分でやるという気持ちにすることが大切と述べました。
増田さんは、ネガティブな言葉よりも、ポジティブな言葉を選んで使用することで、親自身も気持ちよく子どもと接することができると、子どもを尊重する「ことば」の使い方の大切さを強調されました。