専攻医同士の本音トーク！
専攻医2年目
下元 優太先生（以下、下元）
高知県出身。
高知県内の高校から推薦、地域枠で188足球直播_篮球比分￥体育官网医学部に入学。
初期研修は高知医療センター。
188足球直播_篮球比分￥体育官网産科婦人科後期研修医。
現在は高知医療センターで専攻研修中。
専攻医1年目
岡 眞萌先生（以下、岡）
東京都出身。
都内の大学卒業後、188足球直播_篮球比分￥体育官网医学部に学士編入。
初期研修は近森病院。
188足球直播_篮球比分￥体育官网産科婦人科後期研修医。
現在は188足球直播_篮球比分￥体育官网で専攻研修中。
岡産科婦人科医になろうと思ったきっかけはなんだったのですか？
下元
母が助産師で、新聞で高知の妊婦さんを県外に母体搬送をしたっていう記事をみせてくれたんですね。高校生の当時は医者になろうか学校の先生になろうか悩んでいたんですけど、直接的に人を助けるっていうのがやりがいあるなって医者を目指しました。地域枠の推薦だったので、面接の時に高知県で産科婦人科をやりますって言いきっちゃったんですけど（笑）。
岡
それは本心？
下元
半々ですね（笑）。当時高校生だった自分にはそこまで覚悟があったわけでは無かったんですけど、なんとなくそういう道は考えていました。自分を曲げるのがいやで。
岡
初志貫徹ですね！？
下元
はい（笑）。あと大学で産科婦人科医局のサマースクールに参加して興味がわきました。先生たちが楽しそうにやっていたのが印象的でした。仕事でも高いところを目指してて、家庭も充実していて、学生ながらすごいなと思いました。
下元
岡先生は？
岡
医者を目指したのは父がそうだったというのも影響していると思うんですけど、前の大学で3年生の時に就職活動が始まってそのタイミングで祖母が手術する188足球直播_篮球比分￥体育官网があって。その時に説明してくれたお医者さんにプロフェッショナルな部分を感じたのと、手術前の不安な祖母の気持ちをほぐしてくれた姿をみて、あ、これも医師の仕事なんだ、良いなあ、と思えて。産科婦人科を目指したのは、自分自身月経痛が強いっていうのもあるし、女子校出身でまわりにそういった悩みを持っている人が多いのでそういう人たちの助けになりたいなと思ったのがきっかけです。あと、人より遅れて医学部に入っているので早く専門性を持てるところも魅力でした。
下元188足球直播_篮球比分￥体育官网を選んだのは？
岡
出身大学で、知っている先生がいるっていうのと、学生の時お世話になった先生から、“ここ（188足球直播_篮球比分￥体育官网）に入ったらどこでも大丈夫なように成長できるから”と言ってもらえたので。
下元
おぉすごいね。
岡
大学の先生はみんな教育熱心ですね。研修医にもそうですけど学生さんにも熱いですね。
下元
学生が実習に来るというのは大学ならではですね。下から押し上げてくるぞっていうのを感じます。自分の課題でもあるのですが、理論と実践を融合させてアカデミックに考えなくちゃと感じます。
岡
確かに学生さんを指導することで自身の学びにもなっています。言葉の定義とか診断基準とか間違えて教えちゃいけないと思って確認する機会が多いです。下元先生は、188足球直播_篮球比分￥体育官网を選んでどこが良かったですか？
下元
上の先生達が熱心で、専攻医を育てようって意識が強いですよね。自分たちに経験させるように症例集めようって気にかけてくださいます。
岡
みんな仲がいいです。なかなか大変な症例や体力的にしんどいときもあるのですが、皆さん楽しそうに仕事をされていますね。
下元
大学ならではといえば、外勤というのがあって、診療所への応援や婦人科がん検診に行ったりなど大学病院以外にも行く機会があることでしょうか。専攻医にとっては内診やエコーの経験が詰める良い機会だと思います。直接的な大学の良さではないかもしれませんが。
岡産科婦人科医2年を終えて、先生はどんな感想ですか。
下元
今はやることや目標にしなきゃいけないことが多くて、日々勉強しなきゃといつも思っています。自分が予測してなかったことが起きても対応できるように、あらかじめ考えられるようにならなきゃと。それと、技術的な点では、ロボットとかラパロの練習も頑張っています。産科を頑張るのはもちろん、良性の手術ができるような医師にもなりたいなって。
岡
アグレッシブですね。
下元
そう？（笑）。岡先生は1年経ってどう？
岡
研修医の時は、専攻医になったらその診療科だけを勉強すればいいので楽だって思っていたんですけど、産科婦人科って産科もあるし、腫瘍もあるし、内分泌もあるし、ヘルスケアもあるしで勉強しなきゃいけないことがたくさんあって、消化しきれてないです（笑）それが魅力でもあり面白いところでもあるんですけど。
岡他の科の研修医から、産科婦人科はブラックと思われてる点はどうですか（笑）。
下元
大学は、今は土日に気になる患者さんが居る先生は来ちゃってますよね（汗）。まだ情報共有を完璧にしてチームで対応、という体制づくりは十分では無いかもしれないですね。働き方改革も進めなきゃですがマンパワーも必要ですし、これからの課題でしょうか。
岡
どうしてもお産とか緊急手術とかで夜の呼び出しとかはあるんですが、それをやりがいと感じられたら産科婦人科楽しいと思います。でも、いろんな考えや役割があるので、補い合いながらうまくやれたら良いですね。
岡下元先生は将来どんな産科婦人科医になりたいですか？
下元
技術面ももちろんですが、信頼してもらえる医師になりたいです。会陰切開1つでも信頼関係が築けていないと拒否される可能性もあるじゃないですか。そういう時でもこの先生が言っていることだから信じよう、任せようと思ってもらえるようになりたいです。岡先生は？
岡
私は患者さんに寄り添える医師になりたいです。方針決定の際に妊孕性や社会背景を考慮するのは産科婦人科医ならではだと思うので、病気だけでなくその人の社会背景や精神面も含めてそっと寄り添える医師になりたいです。
下元
自分の担当の症例だけでなくて、他の症例にも積極的に関わる事で学ぶことがたくさんありますよね。研修の先生や学生さんたちも、是非積極的に産科婦人科に関わってほしいです。
岡
そうですね。とりあえず楽しいので（笑）是非産科婦人科に興味を持って欲しいです！
